どういう仕組みなのか話を伺うと、
「賃貸物件を建てると、評価が下がります。 そうすると下がった評価に税率がかかるので
下がった分、税金が安くなります。」
という回答がかえってきます。※1
一般に言われている賃貸物件を建築しての相続税対策の仕組みは、その通りなのですが、
その他にも相続税対策になる意義があります。
資産のみ持っていて現金がない場合、どうやって相続税を納めればいいのでしょう?
資産そのものでで収めたり(物納っていいます。) 資産を売って収めたり・・・
借金したり・・・
せっかく相続した資産を手放したり、または資産を守るために借金する事になります。
どうしたらいいのでしょう?
例えば・・・
賃貸物件を建てて、それを早めに贈与して、家賃収入が相続人に入るようにしておく
という方法があります。
これがもう一つの意義です。
そうすると現金収入があるので、きちんと貯蓄すれば、相続税納付できます。
相続した財産を手放しなくても済みますね。
ただ、この方法を取る時は建物のみ贈与するとか、相続時精算課税制度※2を使って
控除額を大きくするとか、利回り計算して投資効果を考えてから建てる。とか注意点が
多々あります。
方法を間違えると損する場合もあります。
注意しましょう。
※1 評価が安くなるという事は売価も安くなるという事です。評価を下げるという事はそのようなデメリットもあります。
場合によっては現金でもっていたり、生命保険を使った方が良いケースもあります。
※2 相続時精算課税制度についてはこちら。
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